StreamBIMオンライン・オンプレミスは、第三者のネットワーク上でのデータの露出を最小限に抑えながら、クラウドベース・ソリューションの利点が活用できます
建設業界は急速にデジタル化しており、使用するデジタルツールのデータの安全性がますます重要になっています。レンドラ社では、「一般的な」StreamBIMで活用される全てのプロジェクトにおいて、
高レベルのデータセキュリティの維持に重点を置いていますが、さらに高いレベルのセキュリティを必要とするプロジェクトの存在も認識しています。
接続性とセキュリティのバランスをプライベートクラウドで実現
クラウドベースのプラットフォームであるStreamBIMにとって、当然いくつかの課題はありましたが、お客様と協力してオフラインのStreamBIMオンプレミス構成の開発に取り組みました。全ての
プロジェクトが完全にフェンスで囲まれた中でのオフラインソリューションを法的に必要とするわけではないですが、プロジェクトのオーナーが隔離されたシステムを使う場合、セキュリティの向上
を求めることもあるでしょう。そのため、レンドラ社は両方の長所を併せ持つハイブリッド版もご用意しています。この2つのソリューションの主な違いは、オンライン版ではレンドラ社のスタッフ
が安全なリンクを介してお客様のサーバーでシステムのインストールとメンテナンスができるため、コストのかかる現地での対応が不要になることです。
プロジェクトのニーズに合わせたソリューションを選択
完全にオフラインのソリューションよりも制約が少ないため、プロジェクトのオーナーは、好みや予算に合った様々なセキュリティ機能を組み合わせることができます。
StreamBIMはセキュリティレベルに合わせた様々な構成及びオプション機能を提供しております。
オンプレミスのオンライン・ソリューションには、多くの種類があります。それらは、国家の重要案件やビジネス上で不可欠な価値を持つ気密性の高いプロジェクトに適しています。
例えば、政府機関、軍事施設、土木・電力インフラ、研究所、産業施設、データセンター、博物館、刑務所、銀行などです。
「StreamBIMオンライン・オンプレミスではさまざまな設定が可能なため、完全にフェンスで囲われたオフライン版と比べて、より柔軟なソリューションとなります。
しかも優れたデータセキュリティが維持できます。重要なのは外部のデータトラフィックを可能な限り減らす一方で、やむを得ない場合には追加のセキュリティ対策を導入することです。
この柔軟性により、個別のStreamBIMプロジェクトに合わせて調整することで、顧客のニーズや予算に適応しやすくなります。」
- クヴァルスヴィーク・オーレ、レンドラ社長
プライベートクラウド上での安全な作業環境
最も一般的なStreamBIMオンライン・オンプレミス設定は、十分なセキュリティ対策を施したローカルWi-Fiネットワークを使用するもので、通常は顧客のファイアウォール内にあります。
完全にフェンスで囲まれたオフラインのシステムほど安全ではありませんが、管理された環境外のデータトラフィックを最小限に抑えながら、外部やオフサイトの関係者が安全なリンクを
介して接続することができます。オンライン・オンプレミス・インストールとオフライン・インストールの大きな違いは、開発チームがサーバーにアクセスしてリモートで操作できることです。
他のセキュリティ対策と組み合わせることで、ほとんどの機密プロジェクトの要件を満たすことができます。関係者全員がオンサイトで同時にデジタルツールを使用できるようになるため、
プロジェクト管理者は健康のための睡眠時間を確保できるといった恩恵を受けられます。
オンライン・オンプレミスの利点と課題
ひとつのプロジェクトまたはお客様のために個別のサーバーで設定すれば、当社の標準サーバーでStreamBIMを「既製品のまま」使用する場合と比べて当然コストが高くなってしまいます。
しかし、オンライン・オンプレミス・ソリューションは、コストを抑えつつ非常に高いレベルのセキュリティを維持できる優れた折衷案です。
この組み合わせのもたらす柔軟性によって、お客様は予算に配慮しつつ、セキュリティ要件に合ったパッケージを構成することができます。非常に高度なセキュリティのプロジェクトでは、
全レベルで物理的なセキュリティも要求されます。詳細については、StreamBIMオフライン・オンプレミスソリューションをご参照ください。
まとめ:
StreamBIMオンライン・オンプレミスは、厳しいセキュリティ要件にも対応できる、市場を牽引するデジタル建設ソリューションです。プライベートクラウドで運用すれば、
外部からのシステムへの不要なアクセスを最小限に抑え、悪意のある攻撃経路を制限します。
機密性の高いプロジェクトでも、他のStreamBIMプロジェクトと同様に、直感的な現場ツール、効率性の向上、監理体制の強化、ミスの減少といったメリットが受けられます。